駐在中に現地語を覚える必要があるか?【駐在員・駐妻】

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こんにちはMitchです。自己紹介でもお伝えしたとおり、以下の期間で、以下の国に駐在していました。

  • 2014年1月から2015年12月までインドネシア
  • 2016年1月から2016年4月までマレーシア
  • 2016年4月から2018年7月までシンガポール
  • 2018年8月から2019年5月までマレーシア

インドネシアの国語はインドネシア語です。
シンガポールの公用語は英語、マレー語、中国語そしてタミル語です。
マレーシアの国語はマレー語です。

英語を勉強したり、してこられた方は多いと思います。
一方で、駐在員もその配偶者さん(「駐妻」さん)やその家族の方も、英語が公用語・国語でない国に赴任した場合、

現地語を覚える必要があるのかどうか?

という点は皆さん迷われる点かと思います。
本稿ではこの点について考えていきます。

この投稿を読むとわかること
・現地語習得の必要性

目次

駐在時に現地語を覚える必要性

私が考える結論からお伝えすると、

現地語の習得はもちろん必須ではないが、公私の人間関係や生活の利便性を良くするためには習得した方がいい。

というものであると考えています。
つまり、駐在員や家族の方は現地語を覚えた方がいいですよ、少なくとも覚える努力をした方がいいですよ、というのが私の結論です。

私はインドネシア駐在中にインドネシア語を、多少は話す必要性を感じ、インドネシア語検定のD級(A~Eのうち下から2番目)を受け、合格しました。

インドネシア語とマレー語はほとんど同じですので、マレーシア駐在時にもインドネシア語を使いました。

以下では現地語を習得することを勧める理由を説明していきます。

現地語習得を勧める理由

英語が国語・公用語でない場合、現地語を習得することを勧める理由はいくつかあり、具体的には以下のとおりです。

  • 駐在国への敬意を示せる
  • 生活が便利になる
  • ローカル従業員の本音が分かる

以下で説明していきます。

駐在国への敬意を示せる

私が駐在した国でいえば、英語が公用語になっているシンガポールを除くと、インドネシアやマレーシアでも、インドネシア語やマレー語を話せなくても仕事できますし、生きていけます。

インドネシア人やマレーシア人は、インドネシア語やマレー語が英語と比べるとメジャーな言語でないことは十分に分かっています。

だからこそ、インドネシアやマレーシアに駐在した際、生きていくことに不可欠とはいえないインドネシア語やマレー語を勉強しようとする姿勢を見せるだけで、

おお、こいつは真剣にこの国に向き合おうとしているぞ!

と見てくれるわけです。

こちらが相手に対して敬意を示せば、相手がこちらに敬意を示してくれる可能性は高くなります。
そして、これが仕事相手だとしたら、お互いが敬意をもって接する以上、仕事がスムーズに進むことになる可能性が高まります。

こう考えると、仕事を円滑に進めるために現地語を勉強することが有効であることが理解していただけると思います。

生活が便利になる

もちろんですが、英語が話せる方、話せない方、現地の方にもいろんな方がいます。

タクシーの運転手さんやスーパーマーケットの店員など、生活に強く関わる方が英語を話せない可能性はけっこう高いです。

一般的にはデスクワークに就いている方には英語を話す方が多く、体を動かす仕事に就いている方には英語を話さない方が多いような印象があります。
私は法律事務所に駐在していたので、仕事で現地語を話す場面はほとんどなかったのですが、

こういう生活の一場面で、必要な範囲で現地語を覚えておけば安心してやり過ごすことができます。

生活のために、現地語を習得しておく必要がある、ということになります。

ローカル従業員の本音が分かる

これは関わる現地の方には、自分が現地語を全然話せない/あまり話せないと思われている場合限定です。

ローカル従業員は、オフィスでは、不平不満や本音を話す時、上司などに分からない現地語を使ったりします。

単語だけでも分かれば、彼ら彼女らがどういうことを言っているのか、断片的にでも分かります。
そして、彼ら彼女らの不満が分かれば、こちらも改善の余地が出てきます。

まとめ

英語が公用語・国語でない国に赴任した場合に駐在員やその家族は現地語を覚える必要があるのかどうか?という点について考えました。
理由として挙げた3つのうち、やはり大切なのは最初の1つで、残りの2つはプラスアルファといった感じです。

まとめると、私は、

自身が駐在国に対して敬意を示し、そして、自身が駐在国に対して敬意を示していることを現地の方に知ってもらうため、現地語を覚える努力をすること

をお勧めします。

少しずれますが、私がインドネシアに駐在していた時、SILENT SIRENというガールズバンドがジャカルタ公演に来たことがありました。
このバンドのドラムを担当しているひなんちゅさんはインドネシアで生活されていたことがあり、インドネシア語を話すことができることから、現地でもとても人気があり、テレビ番組を担当したりしていました。

英語以外の言語を話せればこうした形で人と違ったことができる、というのも現地語を習得する強みかなと感じています。

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