東南アジア各国の主観的な特徴【インドネシア・シンガポール・マレーシア】

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こんにちはMitchです。自己紹介でも少し触れましたが、東南アジアで5年半ほど駐在していました。

具体的には、

2014年1月~2015年12月: インドネシア・ジャカルタ
2016年1月~2016年4月: マレーシア・クアラルンプール
2016年1月~2018年7月: シンガポール
2018年8月~2019年5月: マレーシア・クアラルンプール

といった期間・国で駐在していました。

今回は、思いっきり主観を入れて駐在した3カ国(インドネシア・シンガポール・マレーシア)の特徴を説明します。
人口やら経済成長やらといった話は抜きに、駐在員として駐在して楽しいかどうか、好きか嫌いかという主観だけ説明していきます。

結論から言うと、私はマレーシアのクアラルンプールが一番フィットしていました。
仕事の都合で比較的短期で去ってしまったのですが、機会があればまた是非生活したいと思える街です。

この投稿を読むとわかること
・インドネシア・シンガポール・マレーシアの特徴
・現地で生活する際に大切なもの

目次

インドネシア

ハイレベルの仕事を一緒にするのはなかなか厳しい

インドネシアは世界有数の親日国です。
みんなニコニコしていて、仕事以外でなら本当に仲良くできる人たちばかりです。

しかし、いかんせん仕事に対する優先度が高い人が少なく、納期が遅れることは珍しくありません。

私はジャカルタの法律事務所2ヶ所に駐在しましたが、さすがに弁護士業務といったハイレベルの仕事については、できる人とできない人で差が激しく出てきます。

駐在員として赴任する場合、仕事の面でストレスを抱えることになる可能性が高いことはご留意下さい。

自然がいっぱい!

インドネシアは島国です。

各島に特徴があり、有名なところではバリ島やコモド島など、島のそれぞれで独特な文化が育まれてきたため、観光してもまるで別の国に来ているような印象を受けます。

私はたまたま旅仲間に恵まれ、いろんなところに旅行し、自然やアクティビティを満喫しました。
週末の前後で有給を取ったりすればそれなりにじっくりと滞在ができるはずです。

↓ジャコウネコの糞から取り出した種を使ったコーヒー「コピルアク」

まだまだ物価が安い

インドネシアは経済成長を続けており、物価も上昇を続けています。

駐在を始めた2014年1月から2015年12月の2年間でも、コンビニのミネラルウォーターの水が値上がりするなど、物価が上がっていることを肌で感じることがありました。

ただ、そうは言ってもまだまだインドネシアは新興国の一員で、日本と比べると物価は安く、生活用品や食料品など、懐事情を気にせずに生活することができるはずです。

最後に – やっぱりいい人が多い

上で書きましたがあらためて。

インドネシアはいい人が多いです。いつもニコニコしていて、それを見ていると、

あぁ、やっぱり人間って愛想が全てだよなぁ…

と思うことが多かったです。
渋滞も多く、思い通りにいかずにイライラすることも多いかもしれませんが、駐在員としてインドネシアに滞在できるとすれば、きっと一生残る楽しい経験になると思います。

シンガポール

仕事がしやすい!

シンガポール人の個々の能力は全く問題ないです!

前にいたのがインドネシアだったから、ということもあり、余計によく見えてしまっていたのかもしれませんが、仕事をしていく上でストレスを感じたことはなかったです。

ただ、彼らは「シングリッシュ」という、中国語の語句やイントネーションがミックスされた独特な英語を話します。
最初は何語を話しているのか全く分かりませんでしたが、そのうち慣れます。

安全

シンガポールは日本並みに、いや、日本以上に安全だと感じます。

この「安全であること」というのは、生活におけるストレスをかなり減らすことができます。
どこにでも気軽にふらっと出かけることができますし、生命・身体を脅かされるのではないか、という心配をすることはありません。

この安全に対する感覚が人の気持に対して及ぼす影響について強く感じたのはシンガポールに住んでいるときでした。
いくら大金稼いでいても、危険なところに住んでいると楽しくないんだろうな、と考えながら生活していました。
確かにシンガポールは物価が高いです。ただ、安全な環境に身を置けることに比べれば、多少物価が高いことはそれほど大きなことではないのではないか、と個人的には考えています。

つまらない

シンガポールは小さい島国です。
小さい島国であるためやむを得ないのかもしれませんが、数ヶ月で国内観光は飽きてきます
実はシンガポールにも温泉があったり、エビ釣り場があったりとそれなりに面白いところはあるのですが、それでも飽きてきてしまいます。

そこで、週末や連休は近隣の国に観光に出かけることになります。
近隣への国への航空便もたくさん飛んでいるので、気軽に旅行することができます。
私もシンガポールからマレーシアやインドネシアはもちろんのこと、スリランカ、香港、オーストラリアなどへも家族と旅行に出かけました。

↓シンガポール名物のバクテー、最近は日本でも専門店ができたりしています。

マレーシア

バランス最高の国

インドネシア、マレーシアと説明してきましたが、冒頭で書いたとおり、私はマレーシアが一番好きです。

なんで自分でそう思うのだろう…と考えることがあるのですが、おそらく、

良すぎず、悪すぎず、バランスが良い

ということが大きな理由なのかな、と感じています。

比較的安全、物価が比較的安い、日本人コミュニティも比較的大きくて特に家族帯同での駐在だと生活しやすい、といった感じで、基本全てが平均点以上、という感じです。

中華系マレーシア人の仕事レベルはシンガポール人と同等

私はクアラルンプールにある中華系マレーシア人が創設者の法律事務所に駐在していました。
メンバーのほとんどが中華系で、仕事のクオリティが高く、めちゃくちゃ仕事がしやすかったです。
感覚的には仕事のスキルとしては、中華系マレーシア人とシンガポール人は基本同程度と見ていいと思います。数年間だけですが、もともと同じ国でしたしね。

マレーシアは多民族国家です。
民族により仕事に対する忠誠度や仕事のスキルが大きく異なるため、駐在などでマレーシアに滞在される際には、どんな環境で仕事をすることになるか、という点は注意しておく必要があります。

高校以上でお勧めの学校が少ない

シンガポールであれば「ワセシブ」(早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校)があり、高校卒業するまでは家族で一緒にいられます。

しかし、マレーシアでは日本人中学はありますが、日系の高校がなく、この時点で、現地のインターナショナルスクールに行くか、帰国して日本の学校に行くか、という大きな選択が迫られます

家族帯同でマレーシアに駐在される方のかなり大きな悩みどころの1つだと思っています。
もちろん単身の方や、お子さんがそういった年齢でなければ心配無用です。

↓BOH ライチwithローズ これかなりいい香りです

まとめ

駐在するにしても、現地で開業するにしても、やはり先立つものは英語力だと思っています。
マレーシア語やインドネシア語も大事ですが、やはり英語が先のはずです

まずはしっかり英語力をつけて、海外で活躍していただきたいと願っています。

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