あなたのビジネスをサポートする良い専門家の見つけ方・判断方法

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こんにちはMitchです。1年半前までは法律事務所に勤務しており、クライアントにアドバイスをする立場でした。その後ファンドの組織内弁護士として活動しており、今度はクライアントとして弁護士を含む専門家にアドバイスを求める立場になっています。

ファンドに参加し、弁護士を含むいろんな分野での専門家からサポートを受けています。
何となくではありますが、「この人またお願いしたいなぁ」と思う専門家に特徴があるように感じています。
会っただけでこうした印象を受けるのはさすがに難しいのですが、2度、3度と相談していくうちに「いい専門家の見つけ方や判断方法」にはある程度やり方があるように感じたため、今回はこの方法について提案します。

結論からいうと、私が考える専門家は、

会議に念入りに準備して臨む専門家

です。
これは専門家の分野も、国の内外も関係なくいえると考えています。

この投稿を読むとわかること
・良い専門家とはどんな人か
・良い専門家の見つけ方・判断方法

目次

あなたのビジネスをサポートする良い専門家とは

「良い専門家」という場合、クライアントが個人なのか、会社なのかで大きく違ってくるはずです。
ここではビジネスをやっている会社にとって良い専門家とはどんなだろう?ということについて考えてみます。

費用についてあいまいにせずにきっちり説明してくれる

私達がお願いする専門家の中でも、司法書士さん、会計士・税理士さん、社労士さんなどは報酬基準に従って固定で対応してくれる場合がほとんどです。
一方で、弁護士さんの場合、報酬を時間単価(タイムチャージ)で計算する方式を採用する法律事務所が多く、依頼する側からすると費用が青天井になってしまうのではないか、との心配が拭えません。

こうした弁護士さんでも、例えば
「報酬は時間単価で決めさせてもらいますが、この件であれば過去の経験から●円程度になる見込みです」
とか、
「報酬は時間単価で決めさせてもらいますが、上限金額は●としましょう」
といったように、こちらの心づもりをさせてくれる、こちらに配慮してくれる方は安心して仕事をお願いできます。

安心して仕事をお願いできるから、ちょっとした作業をケチって自前でやるなどといったことがなくなります。
ちょっとした作業をケチって自前でやったりして、それがかえってミスにつながる、といった悪循環を起こさないためにも、費用についての安心感は本当に大事です。

クライアントに迎合しない

クライアントからすると、専門家に「はい、問題ないです。」とあっさり言ってもらうのが一番ありがたいことは確かです。

ただ、ビジネスリスクがあるのにその指摘をせずに、その後問題になってしまい、「あぁ、あの専門家のせいでミスしたよ…」となってしまったら全く意味がありません。

ビジネスの足止めをしないように配慮しつつも、各専門家の専門的見地からきっちり指摘することは、指摘を受けた瞬間はあまりありがたがられないかもしれませんが、その指摘で防げる問題が大きければ大きいほど、後で感謝されるはずです。

これまで話したこと・伝えたことをよく覚えている

我々のビジネスをサポートしてくれる専門家は、我々がこれまで会議で伝えた内容など、本当によく覚えています。

ふらっと過去の経緯などに話を向けたときも、さっとメモを取り出したりなんかして、さっと回答できたりします。

私は忘れっぽくて、この点については弁護士時代になかなかできなかったことなので、どうしてここまで差があるんだろうと考えたところ、皆さんやはり丁寧にメモをとったり、手控えを別途に作ったり、授受した書類を管理したりしているんですね。
このあたりで大きく差が出るんだと最近強く感じています。

あなたのビジネスをサポートする良い専門家の見つけ方・判断方法

ビジネスをサポートする良い専門家についても、やはり各会社によって千差万別なのかもしれませんが、議論を始めて数回でこの専門家にお願いしたいとすぐに判断できる基準があります。
それは

会議に向けて綿密に準備して、会議を自分の晴れ舞台と見ているか?

です。
会議に向けて綿密に準備したか、といったことは議論が始まればすぐにわかると思います。
少なくとも会議で使う資料については何度も目を通し、
「あれ、先生あの情報どこかにかいてありましたよね?」
と会議の中でいきなり質問を振られても、
「あの情報なら●の資料の●ページ目ですよ。」
といった感じですぐに答えられるとすると、
「あ、この先生は我々の仕事について真摯に向き合ってくれているんだ。」
と我々は受け止めることになります。

一事が万事、といいますが、会議に向けて綿密に準備することは、真剣にクライアントをサポートすることの表れの一端なんです。

お互いに忙しい中でポイントを絞って議論することで充実した検討ができ、結果時間も節約でき、フィーも安く済みます。

他にもいろんな見つけ方があると思いますが、向かいに座っている、もしくはオンライン会議で画面に映っている専門家があなたのビジネスをサポートする良い専門家かどうか、最初の数回で判断するなら会議の場面だと思います。
是非参考にしてみて下さい。

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