投資と英語【読めるだけでまずは十分】

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こんにちはMitchです。再生可能エネルギーに投資する投資ファンドで組織内弁護士をしています。

今回は、投資と英語という点について議論してみます。
日本株や債券に投資している方、世界に数多ある投資先の中で、なぜ日本の銘柄を選んで投資しているのでしょうか?
このブログを読まれている方には「目的」と「理由」を常に考えて欲しいため、まずはこの「なぜ」というところから始めてみましょう。

日本株や債券に投資している理由は…
日本に住んでいらっしゃるからでしょうか?
それとも日本株・債券に関する日本語の情報が多いからでしょうか?
それとも海外の株式・債券に投資したいけれど、英文を読めないからやむなく断念しているからでしょうか?
それともこれまで海外株式・債券のことなど考えたことなどなかったからでしょうか?

これまで海外株式・債券のことを知らなかったという方、日本に住みながら海外の株式や債券に投資することは可能なので、本稿をきっかけに是非検討してみて下さい。
また、海外株式・債券の存在を知りながらあえて投資せず、日本株・債券に投資しているよ、という方、こんな考え方もありますよ、ということで本稿を斜め読みしてみて下さい。
そして、海外株式・債券の存在を知っていて、投資をしてみたいと思っていたけど、英語が理由でこれまで投資できていなかったという方、本稿が海外株式・債券投資にチャレンジするきっかけになればいいなと思っています。

この投稿を読むとわかること
・日本株と米国株のこれまでのパフォーマンス状況
・米国株の情報を得るためには英語力が必要であること
・おすすめの米国株情報源

目次

日本株と米国株のパフォーマンス比較

過去30年程度の日本株と米国株パフォーマンスは、米国株が日本株を大きく上回っています。
マネックス証券のウェブサイトによれば、パフォーマンスの差は以下のとおりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

上記を見る限り、資産を増やすことを通じて何かを達成することが目的の方は、パフォーマンスの良い米国株を避け、日本株にあえて投資することについては積極的な理由が必要なように感じます。つまり、上記を見る限りは米国株に投資するのが普通ではないか、と考えられます。

投資のパフォーマンスを高める英語力

上記のとおり、日本株より良いパフォーマンスを叩き出している米国株に投資するのは、割と普通のことである、ということになります。
そして、米国株に投資する場合、当然のことながら1次情報の多くは英文ということになります。

このことから、英語力がある方は、投資先の選択肢も増えることになり、投資のパフォーマンスを上げるチャンスがある、ということになります。

一方で、英語力が無い方がやれることは2つです。
1つは英語力を上げることを諦め、日本株に注力する、という方法です。これはこれで1つの戦略かと思います。
もう1つは英語力を上げる努力をする、という方法です。
投資のパフォーマンスを上げることを目標としているなら、やはり後者を採るべきではないかと考えています。

英語力には大きく、Reading、Listening、SpeakingそしてWritingのスキルに分けられますが、投資に必要なスキルはReadingのみと言って差し支えありません。
Readingのスキルを上げる方法は巷に溢れていますが、投資に関する情報を入手するということが目的なのであれば、気になった会社のIR情報(決算等)や米国証券取引委員会(SEC)の以下のサイトを見てみるのが手っ取り早いと考えています。

おすすめの米国株情報源

今回のお題についての説明は以上ですが、せっかくですのでおすすめの米国株情報源をいくつか共有します。

EDGAR | Company Filings Company and Person Lookup

EDGARは米国証券取引委員会が提供する、企業の開示情報データベースです。
企業の年次報告書(日本でいう有価証券報告書)、四半期報告書等、同委員会に提出された情報を無料で確認することができます。
10-Kという文書が年次報告書、10-Qが四半期報告書、上場の際の目論見書はS-1という文書名になります。
気になった会社があれば是非サーチしてみて下さい。

Yahoo Finance (米国版)

Yahoo Finance (米国版)も非常に使いやすい情報源の1つです。
チャートなどだけでなく、アナリスト予想についても各会社の「Analysis」のタブにまとまっています(たとえばZoomのアナリスト予想はこちら)

Androidのスマホを使われている方はアプリがめちゃくちゃ使いやすいので是非ダウンロードしてみて下さい。

広瀬隆雄さんのnote

英語のハードルが高すぎてなんとか日本語の情報が欲しいという方、米国在住の元証券マンの広瀬隆雄さんのnoteはオススメです。
彼の経験に裏打ちされた投稿をしっかり読んでいけば、米国株に対するアレルギーはかなり弱くなるのではないかと思います。
有料ではありますが、毎月2,000円とは思えない豊富な情報が手に入りますので、是非読んでみて下さい。

まとめ

株式や債券投資をする場合、投資先は日本だけではなく世界を見ましょう、特に米国を見ましょう、ということをお伝えした上で、海外投資についてはどうしても英語のスキルが必要になります、ということまで説明しました。
ただ、英語のスキルといっても、必要なのはまずはReadingのスキルです。
丁寧に単語を調べ、少しずつ語彙力を増やしていけば比較的短期で決算など読めるようになるはずです。
特に決算などは決まった語句が多いので、一度覚えてしまえば同じ単語がずっと出てくるはずです。
投資と英語の勉強の良い循環ができるといいですよね。私も継続して勉強していこうと考えています。

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