海外で働きたければ(できれば有名)大学を卒業しよう

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目次

海外勤務を実現するには

多くの国が就労ビザ発給の要件として「原則大卒以上」としていることが分かりました。

一方で、様々な事情で大学を卒業できなかった、でも海外勤務を実現し、海外で活躍したいという人もいるはずです。
さらに、シンガポールのように大学名を特定している国で働きたい、でも自分の卒業大学はリストに載っていない、といった人もいると思います。

このような方への解決策を提案してみます。

1 就労ビザ発給要件として大卒を要求していない国を探す

上で例として挙げたタイなどは、就労ビザの発給要件として大卒を要求していません
こうした国であれば高卒、専門学校卒、高専卒、そして短大卒といった人でも就労ビザを取得し、海外勤務を実現することは可能です。

私が駐在していた国は、インドネシア、シンガポール、そしてマレーシアですが、インドネシアとシンガポールは就労ビザに大卒が要求されているようです。
一方で、マレーシアについては、大卒が要求されていないようで、大卒以外の現地採用の求人も確認できています。

国民の雇用を守るため、外国人の就労ビザの発給を厳しくしようとする国が多くなっていることは事実です。
このため、大卒でない人への就労ビザ支給のハードルが高くなっていくことは容易に想像できます。
こうした事態に備えるため、大卒を就労ビザ発給要件としていない国で勤務したいという方でも、就労ビザ発給審査の際にプラスとなるような専門的な知識や経験を積んで、アピールできた方がより魅力的になるはずです。

2 海外大学に留学する

時間とお金に少し余裕があって、海外に行くのも生活するのも抵抗がない人、チャレンジできる人は海外留学して大卒や大学院卒といった学位を取得してしまう、という方法があります。

日本ではあまり知られていない海外の大学、特に東南アジアの大学が、実は世界的には評価が高いという事実は日本で生活しているとなかなか気が付きません。
たとえばマレーシアのマラヤ大学は、2020年世界大学ランキング(QS World University Rankings 2020)で70位にランクインしており、これは大阪大学、東北大学、名古屋大学などよりも上のランキングです。もちろん上で説明したシンガポールのTraining Employment Passが認められる大学にもリストアップされています。

List of acceptable institutions

また、東南アジアの大学は、実は学費が安い場合があり、物価も高くないため、日本で学生生活を送るよりかえって安いということもあり得ます。
また、フィリピンの大学などでは、大卒の学位も通常は4年かかるところ、3年で取得可能な場合もある、と聞いたことがあります。

このように、学校も日本以外に目を向ければ様々な可能性が出てきます。
海外勤務したいけどこの時点で英語の文章を早く読めない、という人は、日本語の情報から是非リサーチしてみて下さい。

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