中高年からでも投資を始めるべきか?【健康で長く働こう】

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こんにちはMitchです。まだまだ老人というわけではないですが、老人になった後でも投資は続けようと思っています。

先日、60歳前後の方とのやりとりでこんな話がありました。
彼は、
私は投資で資産を増やしたい。ただ、先があまりないので投資も短期決戦。FXや暗号資産に投資した方がいいと思っている。
とおっしゃっていました。

この話を聞いた時、いやいやそれは違うでしょ…と思いながらも、強く決意しているようだったのでそれ以上深くツッコむことはしませんでした。
ただ、同じような思考を持たれている方でこのブログを読んでくださっている方には注意喚起の意味も込めて、この考え方がなぜ良くないのかについて以下説明していきます。

この投稿を読むとわかること
・中高年の方のあるべき投資スタイル
・投資と投機の違い
・投資の限界と健康で長く働くことの大切さ

目次

中高年からでも投資を始めるべきか?

答えは

YES

の一択ですが、それでも資産の保有状況で投資先は変わってきます。
最大の問題は、不謹慎かもしれませんが、「人は自分がいつ死ぬか分からない。」ということなんです。
仮に今60歳の方でも、もしかしたら今日亡くなってしまうかもしれないし、100歳を超える長生きをするかもしれません。投資という点では、そのいずれにも対応できるような考え方が必要だと思っています。

中高年の方は何に投資すべきか?

上記のとおり、資産の状況によって投資先が変わるのではないか、と考えています。
基準は、

リタイア後に必要と思われる資産が今あるか?

のはずです。

リタイア後に必要と思われる資産はどのくらい?

上記のとおり、自分がいつ亡くなるかが読めないので、実際に必要な資産がどの程度なのか、というのは厳密には分かりません。
ここは平均寿命など、一般的な基準を使って考えていくより他ないですね。

ざっくりですが、

[リタイア後に必要と思われる資産]=[毎年の必要コスト(円)]×[(平均寿命ー現在の年齢)]

の式に当てはめるとある程度は必要な資産が出てくるはずです。

リタイア後に必要と思われる資産が今ある方

こうした方は、リタイア後に必要な資産が守れている限り、好きに投資したらいいと思います。それこそFXでも暗号資産でもいいと思います。

リタイア後に必要と思われる資産が今ない方

こうした方は、まずはリタイア後に必要と思われる資産を積み上げることが先決です。

ここで一発勝負ということで、増える可能性も減る可能性も高い(レバレッジをかけた)FXや暗号資産に投資する、というのは、冒頭で書いたとおり、いい方法ではないように感じます。
こういう思考をする方は、増えることばかりに着目し、減ることについての意識が弱いのではないでしょうか。
FXはもちろん、値動きを見る限り暗号資産もまだまだ投機の域を出ず、着実な資産形成の手段としての投資先とは言えない、というのが私の理解です。

具体的な投資先としては、値動きが大きくない債券に投資するとか、リタイアまでまだ少し時間があるということであれば全世界株式に連動した投資信託とか、といった方法が良いように思います。

まとめ – 健康で長く働こう

最後に身も蓋もない感じではありますが、「投資で儲けよう」というマインド自体に問題があります。
個人投資家が普通に投資した場合の利回りは、高くても7%程度、通常は5%程度のはずです。債券投資ならもっと低くなります。
利回り5%とした場合、例えば1000万円を投資に回したら、年間のリターンはせいぜい50万円程度のものです。
1億円を投資してやっと500万円のリターンです。

そうであるならば、健康に留意して、リタイア後でも自分で働いて稼いだ方がよっぽど安定した収入になるのではないでしょうか。

投資に注力するのではなく、健康に留意しながら自分で長く働ける体制を整えることに注力した方が、老後の心配が薄れ、かえって(身体はもちろん)心も健全でいられるのでは、と考えています。

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