インデックス投資の長所・短所と注意すべき事項

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こんにちはMitchです。つみたてNISA、iDeCo、そして特定口座でインデックス投資をしています。

インデックス投資がオススメですよ!というのは、投資に関わる人であれば頻繁に目にしたり耳にしたりしているはずです。
今回は、インデックス投資の長所・短所とをあらためて整理しながら、インデックス投資において意外と考えられていない事実、そして、インデックス投資において注意すべきことを説明します。

ちなみに、インデックス投資というと、インデックスに連動するETFと投資信託があります。以下ETFと投資信託双方を念頭におきますが、定額積立の説明をする場面では投資信託のみを想定します(ETFは定額積立てができないため)。

この投稿を読むとわかること
・インデックス投資の長所・短所
・インデックス投資で意外と考えられていない事実
・インデックス投資において注意すべきこと

目次

インデックス投資の長所・短所

アクティブ投資とパッシブ投資

インデックス投資とは、ある指数(インデックス)に連動したファンドに対して投資を行うものであるため、特に指数に連動するファンドのファンドマネージャーが何らかの裁量をもっているわけではありません。
裁量をもっていないどころか、インデックスと、そのインデックスへの連動を目指すファンドとのズレは、「乖離率」として計算され、乖離が大きいとインデックスファンドとして評価が低いとされます。
このため、インデックス投資はインデックスに対して受動的であるという趣旨で「パッシブ投資」と言われます。

一方で、インデックス等とは異なる独自の基準や目標をもって銘柄を選定するファンドに対する投資は、パッシブ投資との対比で「アクティブ投資」と言われます。

インデックス投資の長所 – 投資家がパッシブ投資を好む理由

低コスト

ETFにしても投資信託にしても、インデックス投資の場合、コストは、安いものでは0.1%以下、高くても0.2%程度で、非常に低コストです。

長期投資において威力を発揮する

機関投資家と異なり、個人投資家の強みは、自分の意思で長期的な投資をすることができる点にあります。
長期投資をしていれば、途中で景気の浮沈があったとしても、長期的に見るとほぼ全ての場合で利益が出ているとする統計もあります。
インデックス投資は、腰を据えて投資をする個人投資家と相性がいい、ということになります。

簡易さと多様さ

特定の企業ではなく、市場全体が上昇することを求めて投資することになるため、個別企業の決算等を確認する必要がなく、とても簡易で初心者向けともいえます。
また、インデックスは多数の銘柄によって構成されるため、インデックスに沿った投資をする、ということはその時点でリスクヘッジをするために有効といわれている分散投資ができている、ということになります。

インデックス投資の短所 – なぜパッシブ投資は完璧な解決策ではないのか

大きなリターンを狙いにくい

分散投資の短所とも言えますが、分散が効いてしまっているため、個別株でテンバガーのような大当たりを狙うことがほぼ不可能です。

費用がかかる

長所の項目で費用が安いと書きましたが、投資した後に費用がかからない個別株との比較では、少ないとはいえ管理費用がかかります。

歴史が浅い

この点あまり言及されていませんが、個人的にはとても気になるところです。
本稿を作成している2021年1月時点で、新型コロナが蔓延しており、人類はこれまで経験したことのない危機にさらされており、誰も先が見通せない状況になっています。
インデックス投資が比較的新しい投資方法であることもあり、こうした状況でインデックスがどのような値動きをするのか、インデックス投資がどのような動きになるのか、まだ歴史に基づく確認ができていないのではないか、というのが短所というか、懸念点だと考えています。

インデックス投資で意外と考えられていない事実

だからどう?というわけではないのですが、インデックス投資(パッシブ投資)はインデックスに連動する投資であるため、インデックスを作る要素になっているアクティブ投資なしには存在し得ない、ということです。

これが何を意味するのか、というところまでは私にもよくわからないのですが、みんながインデックス投資をもてはやし、アクティブ投資がもし減ったとしたら、減った後のアクティブ投資はインデックス投資に対して大きな影響力を持ってしまう可能性がある、ということは言えるように思います。

インデックス投資において注意すべきこと

上記のインデックス投資の長所の項目で、インデックス投資は長期運用と相性が良い、ということを説明しました。

ただ、インデックスも有名な日経平均やS&P500といった有名なものもあれば、あまり知られていないマイナーなものもあります。
どんどん数値が悪化するようなインデックスや、そうしたインデックスに連動したファンドまでは知らないのですが、数値が上がっているものの中にも、比較すると数値が良いインデックス、悪いインデックスというものがあることは事実です。

インデックスファンドも本当にラインナップが豊富になってきています。
十分に注意して投資先を選びたいものです。

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